上手く出来た話

~平成の最後に寿退社し、 令和の初日に結婚した私のお話~

夢と現実の間

 幼馴染Mとは小学校の時から、MがNYに仕事で行くまでの21歳くらいまで殆ど毎日一緒に過ごした。高校からは別々でも家が50mくらいしか離れていないこともあり、放課後は一緒にいた。
 高校のとある日、一緒にカウの家で期末試験の勉強をしていた。しかし、11時頃になると眠くなってしまい、

カウ:「5分寝るから5分後に起こして!」

M:「OK」

~5分後~

M:「5分経った!起きて!」

カウ:「うん。」

 

~勉強する~

~眠くなる~

 

カウ:「5分経ったら起こして!」

M:「わかった。」

~5分後~

M:「5分経った。起きて!」

カウ:「・・・・」

M:「カウ!起きろ!」

カウ:「あー、うん。」

 

~起きた。勉強する。そして、眠くなる~

 

カウ:「もうダメだ。眠い。5分寝るから、5分後起こしてくれ!」

M:「わかった!」

~5分後~

M:「カウ!起きて!」

カウ:「ZZZZ・・・」

M:「カウ!起きろ!」

~カウ爆睡~

M:「カウ!カウ!起きろ!起きるんだーッ!!カウーッ!!」

 

”バンッ!!”

 

カウが、飛び上がり起きた。

そして、一言。

カウ:「これ、体重重いほうが得だよね?」

M:「・・・。は?」

カウ:「えっ?」

しばし、沈黙の後、大爆笑!

カウ:「あー、ごめんごめん!今夢でプロレスしてて、押さえつけられてて、リングサイドからMが、ずっと起きろ!起きるんだー!!って叫んでる夢見てた。っで、上から押さえつけられてるから体重重いほうが得だと思って。」

M:「やばっ。。。」

 

夢と現実が交差した神秘的な瞬間でした。