耳かきから学ぶこと
結婚して2ヵ月が経った。
結婚して、2週間が過ぎた頃、耳かきをし過ぎて病院に行き、1週間程脳まで痛めた。完治してからから1ヵ月半。
ついにやってしまった。もう耳かきはしないと心に誓っていたのに。
耳かきの気持ちよさが忘れられず、“このぐらいならいいよね?”と自分に甘く、優しく優しく耳かきをしていたが、とうとう、ガリッ!といってしまった。
人間はなんて愚かな生き物。いや、私は何て愚かな生き物なのだろう。
徐々に耳の奥がジンジンしてくるので、グレイスに正直に話した。
カウ:「またやってしまった。。。耳が痛い。」
グレイス:「ジンジンする?」
カウ:「うん。この前と同じ感じ」
グレイス:「すぐ病院行った方がいいよ。今病院調べるね!」
“なんて優しいのだろう(涙)”
グレイス:「ここの病院は歩いて10分くらいだし、今の時間まだやってるよ!行ってきな!」
カウ:「はい!至らぬ妻ですみません!!」
反省の意を込め謝罪し、前回みたいに悪くなってしまったら更に迷惑をかけてしまうと思い、素直に従いすぐに病院に行った。
(余談)保険証を書き換えてから初めての病院だったので、新しい苗字で呼ばれるのに慣れておらず、呼ばれるたびに“ドキッ!!”とした。“みんなこの経験してきてるんだなぁ”と思いつつ。
ガラガラガラー
先生:「どうしましたか?」
開口一番謝罪した。
カウ:「すみません。以前もやってしまい他の病院で診てもらったことがあるのですが、耳かきで掻きすぎて、ジンジンするんです。前回は脳まで響いて痛くなって。その時と同じような状況なんです。すみません。」
先生:「ふっふっ、見てみましょう。あぁ、大分掻きましたねぇ~。抗生物質と点耳薬を出しておきましょう。」
カウ:「ありがとうございます。」
先生:「耳かきは程々に。」
カウ:「もうさっき捨ててきたので大丈夫です!」
先生:「捨てなくてもよかったのに。ハッハッハー!」
見ると看護師さんもクスクスしている。
初めての病院でウケは取れたし、今回の件でもう耳掻きをすることもなくなるだろうし、そして、またグレイスに点耳薬をさしてもらえる。ダメなことだが、優しさに触れられるからちょっぴり嬉しい。
もう同じ過ちは繰り返さない。
人生は日々勉強だ。