上手く出来た話

~平成の最後に寿退社し、 令和の初日に結婚した私のお話~

リングピローに込められた思い

 結婚式でのリングピローは新婦の母親が作ることが多いらしい。

それを聞きつけた母親は、早速もう嫁いだ娘さんがいる友達に相談した。

母:「どうしたら準備できるのかしら?上の子は男の子だったからわからないわぁ。」

友達:「あら!今はネットですぐハンドメイドで作れるリングピローをすぐ帰るわよ!」

母:「あらー!本当?便利な世の中ねぇー。ねー、私、ネット出来ないから、それ買ってくれないかしら?」

友達:「いいわよ!じゃー買っておくわね!」

母:「あー、嬉しい!この夏はそれをお家でつくるわぁ!!楽しみー!ありがとう!!」

後日、友達の所にハンドメイドピローが届き、母は呼ばれ受け取った。
そして、どんなものなのか、その場で開けて確認した。

すると、中からは、
完成したリングピローが出てきた!!

 二人は、顔を見合わせ、

「あら?完成しているわね!!」

と大笑い!!

「ハンドメイドピローって、ハンドメイドで作る物ではなくて、ハンドメイドで作られたリングピローだったのねー!!あー勘違い!勘違い!!」

なんて明るい二人だろう!!

 何はともあれ、私のリングピローは面白い話とともにこうやって準備された!

 母は、手作りが元々大好きで小さいころから色々なものを作ってくれた。今回は作れなかったけど、その気持ちだけで充分嬉しいよ!!ありがとう!!

結婚式が楽しみだ!!