上手く出来た話

~平成の最後に寿退社し、 令和の初日に結婚した私のお話~

主婦の楽しさ

 13年間バリバリ働き、家事を一切してこなかった私が専業主婦になり感じていること。


・主婦はとても忙しい。朝は旦那さんより早く起き、朝食の準備。実家暮らしの時の母の凄さが身に染みて分かった。また一人暮らしの時のシリアルだけで済ませる気軽さを痛感。シリアルだけというわけにはいかないので、パンとサラダとバナナとヨーグルトくらいは用意するが、それでも朝から忙しい!そして私は朝は散歩がてら駅まで旦那さんを送りに歩く!片道約20分。往復40分。これが楽しい!公園の中を通るので途中雲梯をして鍛えながら歩いたり、草花を見ながら季節の移り変わりを楽しむ。帰ってきたら洗濯物を干す!掃除をして、コーヒー一杯。幸せだ。


・スーパーは、初めてポイントカードというものを作った。驚きなのがほぼ毎日通うという事。一人暮らしの時は毎日行っていたコンビニに行かなくなり、スーパーに代わった。そして、スーパーの中は何もかもが楽しくて仕方ない。キムチはどこのコーナーに置いてあるのか?お肉の値段は?魚って意外に高い!餃子の皮はお肉と一緒に売られているのか!とか発見ばかりだ。そして、一番の楽しみはレジでのことだ。私の通っているスーパーではポイントカードを出すと、“ピヨピヨ!ピヨピヨ!”と音が鳴る。毎日それを聞くだけでにやけてしまう。そして、どんな些細なお買物でもポイントを付けようと必死になる。ポイントを貯めるとどうなるのかまだ良く把握していないが、ポイント3倍デーなどは自然にテンションが上がる。良く出来ているなぁ。また、主婦あるあるの、透明のビニール袋を何枚かもらって帰る。これを実際に自分がやってしまった時には、「お!主婦になったな!」と感心した。

 

このように、本当に些細な普通の人が聞いたら「何言ってるんだ!みんなやってることだ」と思うことだが、それが楽しいというのは、今まで本当に何もやってこなかったからだろう!すべてが新鮮だ。今は、”独身時代何もやってこなくて良かったぁ。”と思ってしまう。

生きていく過程でその時その時で、やらなきゃいけない事は必ずある。でも、誰でもやらなきゃいけない時がきたら否応なくやるのだから、それまではやらなくて良いのではないかと思う。

その時々で、やるべきことを思う存分やる!


その結果、今、仕事には何の悔いも未練もない。

そして、主婦が新鮮で毎日が楽しい。

主婦を思う存分やったら、何か新しい事でも始めようと思う!